キューバ旅行で感じたこと🇨🇺
あ、この記事長くなるんで気合い入れて読んでくださいね笑
さて、なぜキューバかというと2つ理由がありました。
1. アメリカとの国交が回復しつつある今、変わりゆくキューバの姿を観れる時は今しかない!
2. Buena Vista Social Club!!!!!!!!!
まぁ理由2の方がでかいですww
音楽に魅せられて旅行するというのはブラジルの時もそうでした。
生でキューバのソンという音楽を聴いてみたかったのです。
ここまでこんなふうに書いといてなんですが、この記事では行った場所や観光についてがメインではありません。
私自身の4日間の滞在で感じたことを書きます。
まず、今回沖縄3世の方のカサに宿泊させて頂いたのですが、その彼がとても忙しくてOkinawenseとしてのアイデンティティとかキューバにおける日本人移民の歴史などを聞く事ができなかったのはとても心残りです。
おうちにはいくつか沖縄のものがあってたくさん面白いお話が聞けそうだったのになぁ。
そして、正直な感想、ハバナにはブラジルよりも更に古く貧しいというイメージを抱きました。お店は薄暗く品揃えも決まったものばかり。マックやスタバもない。
これが社会主義なのか、それとも貧しさなのか、、、。
初めて社会主義国を訪れるもんで他と比べることはできなかったけど。
更に一番衝撃的だったのは、国民は自由に海外に出る事ができないというのだ。
これを聴いた時申し訳ないけど、キューバ人はかわいそうだと思ってしまった。
見るからに満足な生活ではないはずなのにそこから逃げ出すのは難しいという事だ。
旅好きの私にすればとんでもない話だ。
そんな状況下でも学校や病院、薬は全てタダ。
どうだろう。
皆さんは彼らは幸せだと思いますか?
全て自由に手に入るアメリカや日本、それがあまり自由でないキューバ。
でもお世話になった沖縄3世の方の奥さんは言ってた。
"アメリカでもキューバでも貧しい人はいる。幸せの基準はその人が何に焦点を当てるかだよ。私はここで幸せ。"
確かにそうだと思った。そしてタクシードライバーもキューバが好きと言っていたので現地人のそうゆう言葉は私を安心させてくれた。キューバ人がこの状況でも好きと言える気持ちに自国愛を垣間見れて安心した。
それでもあまりにも不憫すぎて、帰ってきてLAのキラキラした満ち足りた街の様子を見たときに涙が出そうになった。キューバ人を思って。
そしてこんなときに中島みゆきの一期一会がしみるんですわ〜
本当にウルルンみたいな場所だった笑
”海外に出れない彼らの幸せとは?”
キューバ音楽のshowを見たときにこうゆう職業をしている人たちなら幸せを感じるかもしれないと思ったけど、一般の人は何に幸せを見出すのだろう?
出たくない人にとっては別にいいのかもしれない。考え方を変えれば、石垣だってそう。小さな島で18年間を過ごした私もある意味閉鎖された環境ではあったし、常にそこに人は住み続ける。
考え方ひとつなのかもしれないなぁ。
この旅で一番に考えさせられたことはその”幸せ”の意味。
本当に今私たちのように全て持つ事が幸せなのだろうか。
そんなことを考えるとても貴重な旅だった。
こうゆう、旅の一つ一つの心の動きは私の血となり思考回路を形成する要素となるのだろうなと帰りに空港へ向かうタクシーの中でしみじみ思った。
そこから私は何を考えどうしたいと思うのか、旅は意識せずとも自ずとそれを決める一つの材料になっていくんだろうな。
まあ後は、本当に国民性は少々アグレッシブ笑笑
アジアンとかぜんっぜんいないからジロジロ見られたりこそこそ話されたりするし、店の雰囲気的に入りにくいから、外国人にとってはハードルが高い国の一つなんじゃないかなと思いました。
そしてやっぱり歴史は勉強してから行くべき。私は浅はかにもチェ・ゲバラとフィデル・カストロしか知らなかったので博物館行ってもあまり深く楽しむ事ができなかったなぁ。
街のいたるところにも歴史上の人物の絵や本があるのでそこも興味深いポイントだった。
本当に、いつもとは少し違った感じを受けた、かつ意義のある旅でした。