石垣島からロサンゼルスへ...

沖縄県石垣島からカリフォルニアへ、そしてダンス。

沖縄人について考える part 1

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今日は私のアイデンティティである"沖縄人"である事について考えてみたいと思います。


というのも先程懐かしくYoutubeで郷土の行事の動画を見ていたら不思議な感覚になったからです。


"沖縄は他と違う"


ここで言う違いとはスピリチュアルな面や中身についてです。勿論文化や衣食住の違いもありますが、最早沖縄と他とは何か画一して違うメンタルを持っていると感じました。

ですがこうして海外に住んでいるにも関わらず、今の今まで沖縄人の特殊さを実感することはなかったです。自然にもう他県民と違う。儀式や宗教があまりにも異国寄り、がしかし独自のもので表面的に日本人でも中身はどこかスピリチュアルな感じが常にあると感じるのです。



まず始めに、沖縄では割合的に先祖崇拝を重んじる人が多いです。私からしてみれば宗教という感覚はありませんが、その1つという考え方になるのでしょうか。他県ではどうか分かりませんが、身内の家に行けば必ず仏壇に手を合わせ、お盆は勿論、三月にはグソー(あの世)のお正月である日を皆でお祝いする十六日祭なるものがあります。

また、ユタや御嶽、マブイ、弥勒、ニライカナイ、キジムナー、アンガマ、マユンガナシ、アカマタクロマタ、シーサー他多数の沖縄独特の神様やスピリチュアルな場所や人などはまさに儀式や言い伝えを通して生活の中に溶け込んでいます。

特にアカマタクロマタは地域の男だけで構成される秘密団体によって受け継いでいかれている儀式で、その妻ですら内容を知ることはできません。ここまで過激な儀式が他に日本にあるなら是非知りたいとすら思います。


先日ここで出会った他県出身の方から世界ウチナンチュの日に、沖縄人は何故そんなに郷土愛があるのかと聞かれました。私は自分が特別沖縄好きだという自覚はありませんが地域に根付いた活動をしていたが故に大きな沖縄のイベントではとても高揚した気分になります。

問題はその方の問いに対する答えなのですが、言葉では表せられないのです。なんとか、民族の結束力のようなものだとお伝えしたところ理解出来ないと言っておられました。

わたしにはその理解できないという言葉が衝撃的であり、しかし同時に納得いくようでもありました。何故なら沖縄ほど割合的に地元が好きだという人が多い県は稀だと思うからです。また、理解できないとはかわいそうなことだとも思いました。


☆part 2に続きます。引き続き外と沖縄の中との関連について述べていきます。